こんにちは、ぴっくの坂上です。
今回はぴっくのおやつタイムについてご紹介致します。
ぴっくには毎日「おやつタイム」があり、児童にそれぞれ好きなものを選択肢の中から選んでもらっています。
おやつは日替わりで変わりますが、人気のおやつは“定番”として毎日選択肢の中に含めています。
児童はおやつのカードが並べられたボードから、好きなものを2つ選びます。
おかわりもできます。
なぜぴっくではおやつを選択制にしているのか?
実はおやつタイムの中にも療育ポイントがかくれています。
「自己決定」「選択の自由」というのは生活していくうえでとても大事です。
選択する機会が少ないと思われがちな施設での活動の中でも、そういった機会を持てるようにぴっくでは意識的に様々な工夫をしています。
その一つが「おやつの選択」です。
本人が意思を適切に表出するというコミュニケーションを支援するために、まずは本人が好きなものを選ぶという練習をしているのです。
ぴっくでは、児童本人が好きなものが分かっていたとしても、あえて「好きなもの」と「それ以外のもの」を提示します。
児童は、自分が「好きなもの」を選ぶことで、「自分は他のものではなく『好きなもの』を選べる」と学習することができます。
そうした機会の積み重ねにより、自分の意思をしっかりと表出する必要性と方法を徐々に学んでもらえたらと思っています。
余談ですが、ぴっくでは数十種類のおやつを提供しているため、普段は家で食べないようなおやつを選択する児童もいます。
「家では食べないのに、ぴっくだと食べるんですよね。」「うちの子、アイスも食べられるんですね。知らなかったです。」など時にはご家族にとっても新しい発見があったりもします。
※もちろんですが、アレルギーには配慮して提供しております。
このように療育の機会になったり、新しい発見があったりするので、これからもぴっくでは毎日いろいろなおやつを提供していきたいと思います☆
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